フリーエンジニアがトラブルに巻き込まれないために

自己紹介

こんにちは。私は「SIer→フリーランス→アプリ開発会社→フリーランス」という流れで現在に至り、フリーエンジニアになってから10年ほど経ちました。
当サイトでは、これからフリーエンジニアを目指そうという人や既ににフリーエンジニアとして活躍している方向けに、フリーエンジニアをしていく上で発生する様々なトラブルについての解決方法や予防策を紹介したいと思います。

契約自由の原則

欧米が様々な取り決めごとを逐一契約書に盛り込んで分厚い書面を取り交わす契約社会であるというのに対して、日本ではやや事情が異なります。日本では特に継続的な契約になる場合には、口約束でお互いに書面など交わすことなく、なんとなく仕事を始めてしまうという商慣習が残っています。今では少しずつ改善されていますが、中には契約書を取り交わそうなどと言い出すと、相手を信用していないと受け取られてしまい、大いに気分を害されるという例もあります。ましてフリーエンジニアのように立場の弱い人が、クライアント企業の担当者に対して中々強くは言えないものです。
しかし、日本においても法律や公序良俗などに触れない限り契約はお互いの意思の合致によって成立します。そのため契約の内容をお互いに確認することなく、曖昧なままにしておくと、後々のトラブルを招くことにもなりかねません。フリーエンジニアとしてクライアントと良好な信頼関係を長く継続するためにも、最初に契約内容をしっかりと確認するというひと手間を掛けておくによって、お互いにトラブルを回避することができるのです。

フリーエンジニアのリスク管理

フリーエンジニアという立場は、クライアントと対等な契約当事者です。しかし業務内容によっては、会社に出向いてその会社の社員と共に同じ仕事に従事するということもあります。そこではフリーエンジニアといえど独立独歩とは行かず、プロジェクトチーム内での「報告・連絡・相談」は欠かせません。連絡を密にして良好なコミュニケーションを確立することが、無用なトラブルを回避するための第一歩になるのです。またフリーエンジニアにとって、クライアントが契約通りの報酬を支払うのは当然としても、いつ支払ってもらえるのかというのは心配の種です。クライアントが企業の場合、多くは経理上の締日を設けていて、それに合せて画一的に出金処理を行うため、仕事を完成させても支払いは翌々月になるということが通常です。
しかしプロジェクトによっては数か月から半年かかるなど、仕事の完成を待ってからの入金でははるか先になってしまう恐れがあります。そのため最初に契約する時に、分割払いや一部前払いの交渉を行う必要があるでしょう。更にフリーエンジニアとしてクライアントと契約する案件ごとに、その業務への従事期間は異なります。一度長期間を前提に契約を交わすと、途中で辞めたくても辞められなかったり、あるいは逆に短期の契約を更新し続けるような場合には、途中で突然打ち切られたりといったことが起こります。あくまで契約当事者として対等な立場であるため、契約期間をどの程度に設定するのがよいかを考えておく必要があります。

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