フリーエンジニアの「仕事ください」は間違ったトラブル解決法

仕事がなくても「仕事ください」とは言わない

仕事がなくても「仕事ください」とは言わない 仕事がなくても「仕事ください」とは言わない

クライアントの視点

フリーランスになって最初から仕事の依頼が次々と舞い込むということは、余程周到な準備をしていた場合や目立つほどの実力がある場合でなければ望むべくもないものです。しかし、そのためにやたらと「仕事ください」と自ら触れて回るのは、仕事の依頼をしようかと考えているクライアントの側からみれば、逆効果かもしれません。というのもクライアントとしては、当然仕事の完成度は高い方が良く同じ値段であればより優秀なエンジニアに仕事を依頼したいと考えます。誰しも同じように考えるとなれば、優秀なエンジニアには仕事が集まって多忙になり、一方冴えない実力のエンジニアは暇を持て余すという結果になるでしょう。そこで「仕事ください」とわざわざアピールするエンジニアが優秀なのかといえば、それほどではないだろうと勝手に推論されてしまうというわけです。また「仕事ください」とのアピールは、この資本主義社会において格好のカモにされる危険もあります。

武士は食わねど高楊枝

内心は仕事が欲しくて焦っていても、それを表に出さないことが、戦略として有効であるという点を理解する必要があります。本来フリーランスは、クライアントと対等な契約当事者として対峙することができるのであり、自分が交渉の主導権を握ることの出来るような場に、それとなく相手を引き込むことが肝要です。つまり自分を安売りせず、条件を自分から先に提示するのです。相手の言い値で価格競争の泥沼に自らはまり込む危険を冒す代わりに、明確な基準を決めて、それに従って断るべき仕事は断るという態度を貫くことです。目先の仕事が欲しい余り不当に安く受注してしまうと、忙しくはなるものの収入が釣り合わず、いつまで経っても自転車操業を続ける羽目に陥ります。更にそのような安い仕事ばかりをこなしていると、実力を磨くこともままならず、勉強熱心な実力あるエンジニアからスキルも知識もはるか後方に引き離されてしまい、理想の将来像から遠ざかるばかりになるのです。

類は友を呼ぶ

結局フリーエンジニアとして長く仕事を続けようと思えば、クライアントに信頼されなければなりません。そしてこのクライアントからの信頼というものは、単なる安さよりは、仕事の正確さや質の高さや良好なコミュニケーションや実力の高さなどによって得られるものです。そして信頼に足るクライアントは、信頼に足るフリーエンジニアの周囲に集まるものです。その一方で危ない橋を渡ったり、いい加減な内容で仕事を依頼するような「スジの悪い」クライアントからの依頼を受けていると、どんどん「スジの悪い」クライアントが周囲に集まってしまいます。

おすすめ記事ピックアップ